kingyohime

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のkingyohimeのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

七つの王国が存在する架空の世界。
その王座を巡る物語。

昨日、やっと全話観終えた。
感想としては、どうもスッキリしない、大味だな・・・ってこと。
あれだけ思わせぶりに引っ張ってきた事がこんな終わり?というのが多かった。
サーセイの最後、竜の女王の最後、他の人たちの最後・・・。
あっけない怪物みたいなのの最後。
何でもかんでも殺して終わりみたいなのがスッキリしない。
せめて最後にはちゃんとサーセイと対峙して欲しかったと思う。
ジョン・スノウは主人公のようでいて、いつも肝心な時に自分が中心になってない。
あと、途中、登場人物が増えすぎて、エピソードが増えて、こんなのいる?という話も多くて中だるみだった。
エピソード1が素晴らしく、心躍っただけにそう思う。

・・・と、批判的な事を書いた上で、やはりこんなのが映画でなくドラマで作れる海外ってすごいと思う。
オープニングからして、今までこんなのはなかったし、音楽を聴いているだけでワクワクした。
作りこみもすごい。
壮大な世界観や景色、華麗な衣装。
それぞれの王国について、国民性だけでなく、旗印、家のスローガンみたいなのまできちんと設定されている。
それがきちんとしているからこそ、実際、こんな世界があるのでは?と思えて、中に入りこんで見れた。

ラストで生き残った人たちを見まわすと納得。
誠実な人たち、生命力の強い人たちが生き残っている。
王は誰になるのか?
と想像していて、それは見事に外れたものの、「なるほど・・・」と、納得した。

この物語はたくさんの登場人物がいて、その中で自分の思い入れの強い人物や共感できる人がそれぞれできるんじゃないかな?と思う。
私はユーモアがあり、賢く、人の心の傷が分かる、ティリオンが最初好きだったし、誠実な女騎士が好ましいな・・・と思った。
私がこれを観て一番、感動したのは彼女が騎士になる儀式を受けた所だった。
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