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第一容疑者のfunのレビュー・感想・評価

第一容疑者(1991年製作のドラマ)
3.5
子供の頃ちらっとテレビで放送されていたけれど最後まで見てなくてずっと気になっていた作品をやっと見つけてみれました。
子供心にヘレン・ミレンの強さと美しさにすごい人なんだろうなと。
01.最初の事件
男社会に女性が上司として乗り込みいろいろと批判や同じく幹部男性からの妨害を受けながらも粘り強く操作をしていくうちに部下たちが付いてきてくれるようになるところがグッときた。
若き日のレイフ・ファインズが出ていた。
繊細な感じで美しい青年

02.人種差別と警察の高圧的な、とり調べなど
問題視されるべきところを事件の捜査に盛り込んで。
バイオハザードのクィーンのトラップで印象的な
(というかトラウマ的に忘れられない)
死に方をしたコリン・サーモンが出ていた。
細い以外全然変わってなくてびっくりする!

03.少年売春、女装、エイズ、同性愛など殺人事件にいろいろな問題を絡めていてなかなか複雑で登場人物が多くて大変でした。
転地での部署が風紀課となったがまさかのオトリーがちょろちょろしてきてまっこと嫌なやつです。
ドラマエレメンタリーのジョニー・リー・ミラーの若い頃が⁉︎たぶんそうかと思いますが後半に辛い過去を話すシーンで、美しい青年すぎてなかなかわかりませんでした。まだ疑ってます。
今では悪役が板についてきたジェームズ・フレインも出てました。

04.小児性愛、シングルマザーの子育て、虐待、精神崩壊と今回もテーマは重く、刑事の中にも自分の過去をテニスンにさらけ出しテニスンも母親のように理解を示す。前回した女性としての決断を思うといろいろと考えさせられました。
以前いた課に戻ってきたようけれど相変わらず他のメンバーは見分けがつきにくい。03の時に女装していたデルトロ似の人だけ認識。
01で秘書的に助けていい動きをしてくれた女性警官が今回また登場してくれて嬉しかった。

05.今回は薄いキャラの登場人物が多すぎて出だしからごちゃごちゃしていてすでにつまずき、何回か寝落ちしてしまいました。
今までのようにコレというメッセージ性は少なく。テニスンが相変わらずまた部署を転属させられて部下や周りの動きが良くなく苦労していた。

06.失踪から3日目に殺され放置される事件が発生。
模倣犯の犯罪なのか、本当の犯人が事件を起こしているのか、獄中にいるマーロウは冤罪だったのか?テニスンの操作手腕が問われ、事件から外されたりといつまでたっても困難な状況は変わらない。
07.またしても新しい場所から人間関係を築かなくてはいてないので部下が使えるようになるまで時間のかかること時間のかかること、前編ではひたすらに裏で糸を引いている悪がわかっていても捜査に協力的でない部下たちが思うように動かないのでイライラしながら見ていましたが、後編でやっとチームが機能しだしてきたけれど、悪辣な奴を捕まえるためにはさらに卑劣なものの存在が壁というより足枷のようについて周り捜査をうまく進める事が出来ない。
どこまでいってもどこにいってもテニスンの障害は多く、今回のラストは特にもやもやが 残りました。
08.ボスニア大虐殺と人種、宗教をからめて、
国家による隠匿など暗いテーマと冒頭から引退勧告をされるテニスン。
また困難な状況なのかと切なくなりました。
全体的に現代にかなり近くなってきたため、事情聴取もビデオ化だったり携帯を持っていたり、画面の質も良くなっていました。
ドラマゲーム・オブ・スローンのサーダボスが若くシュと痩せてて素敵でした。この頃から髪は
薄めなのですが全然気になりません。

なんと残念なことにレンタルに最終話09が
どこにもなくややもやもやが残りましたが昔から見てみたかった作品を見ることができたのは良かったです。やや一作一作が長かったので途中で挫折したというレビューも多く納得。
fun

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