とーり

YOU -君がすべて- シーズン1のとーりのレビュー・感想・評価

YOU -君がすべて- シーズン1(2018年製作のドラマ)
4.0
「君」その辺のサスペンスよりよっぽど気まずく居心地悪くドキドキハラハラする。狂ってやがるヤバい奴、けどよく練られている。彼女も清廉潔白じゃなくて結構見ていてツラくもなる。毎話驚きの連続でついつい見てしまうけど、大まかに2、3話毎くらいで何ブロックかに分けられそうな話の変遷。とりわけ個人的にはやっぱり最初の方が感情移入できたかな。運命の人なんているのかな。いやはや、多かれ少なかれ美化しちゃうだろうから好きな人の知らない一面知るのって辛いよね。女子同士の内輪・下ネタガールズトークのドギツさとか話では聞いたことがあっても、実際こうやってドラマの中でも見ると... それに自分と連絡したり最悪一緒にいたりしている時に出会い系とか他の男と連絡したり最悪考えたりしているなんて考えたら消えたくもなる。頭の中モノローグ祭で考え過ぎちゃう所とかなんかも他人事じゃない。1のことに100通りの反応しちゃうみたいにあれこれ拗らせての極地がこれかといった感じ(もちろんコレはヤバすぎるが)。
EVERYTHINGSHIP【trust】恋とか愛とかの美徳より執着や中毒性、そして信頼について。「すべて君のため」とか耳障りの良いことばかり言うけど、結局のところ独りよがりにすぎず、また自分のことしか大事にしていない。守護者なんかじゃなくて変態でとんだサイコ野郎、歪んだ所有欲の塊。だけど、そこには出生の影も。あと厄介なのは、パコとかに対しては優しいこと。だから一概にクソ人間とかとは割り切れず主人公然としていて複雑。大まかな括りとして"ストーカー"モノと言っても、例えば"失恋"ソングと言っても大半のそれらは一度は付き合ったりと実った恋の破綻についてであるように、本作のそれも普通に実ってしまうイケメンの恋だから、割とそこからの共感は少なかったかもしれない。落としどころにはビックリで次のシーズンもすぐ見たくなったけど、ドッと疲れたから一休み入れよう。本好きならなおのこと刺さるはず。タイトルの出方がダサいのだけどうにかしてほしいけど、これも味になるのかな。とりあえずドラマ界に新たなレクター教授ならぬ店長登場!

"When you know, you know." 「彼女はそういう人間さ。ビッチはビッチ」キャンディス