土曜日のユイ

仮面劇場の土曜日のユイのレビュー・感想・評価

仮面劇場(1978年製作のドラマ)
2.5
『原作には金田一耕助は登場していませんが原作者の了解を得て脚色しました』
ええー!そんなことあるんだ。
本当はこれに出てくる探偵は金田一さんじゃなくて由利麟太郎とのこと。
金田一さん逆立ちもするけどベッドのヘッドボード掴んでの前回り。
今回の3話にあった、調査に出かけた先の土地で歩きまわる金田一さんのシーンって少ないかも。店先でパン食べて牛乳飲んでたり、海をバックに防波堤に座る金田一さんとかいい〜。
大道寺の珠代さん意地悪な役なので別に美人さんじゃなくてもいいけど、もうちょっとお金持ちっぽい顔の人キャスティングしてほしいな。
演技はお上手なんだけど『名門大道寺家』ってかんじではなくて。お手伝いさん役の方とたいした変わらないよ。と思ったらお手伝いさん役は菅井きんさんですごくよい。
あとは謎の女優長尾深雪さんのキャスティングも私的にはイマイチ。
出番の多さからいって、『男性っぽい顔の女性』よりも『女性の格好したときに女性にも見える美少年』であってほしかったです。
顔がそっくりの某登場人物(女性)の出番ちょっとしかないんだから、出番多い男性の方でキャスティングしてよー。
後半の某登場人物が火を放つシーンで、手ついちゃったもんだから塀なのにゆらゆら波打っていて笑っちゃいました。パネルでできたセットだったんだなって。
ストーリーとしては、金田一さんで犯人こんな予想通りのことある!?
いや、まぁ金田一耕助シリーズじゃないんですけど。
「いやですわいやですわ」って言って金田一さんに甘えまくる綾子さん最悪だー。
別に好きな人いるくせに金田一さんをもてあそばないで!!!(綾子役の司葉子さんは抜群にお綺麗)
全然に関係ない、優しくしてくれた人も殺しまくってて最悪です。
原作は未読でどれくらい変わってるのかwikiでしか見ていないですが、原作の方が相当に好みでした。
由利麟太郎をただ金田一さんにするだけでいいじゃない。
今サブスクで見れる古谷一行の金田一耕助シリーズでは、今の所圧倒的に悪魔が来たりて笛を吹くが好きです。
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