打ち切りになったシーズン2をNETFLIXが引き継いだシーズン3

突然の打ち切りで、続きが見たいという要望があったのか、NETFLIXによるシーズン3が作られたようですが、結論として、本シーズンも10話で打ち切られることになりました。

私も、最高だったシーズン1に比べ、シーズン2の残念さは感じていたのですが、ここまで来たら最後まで付き合おう、という思いからシーズン3を見たのですが、まぁ、なかなか酷い出来でしたね。

ネットフリックスには面白いコンテンツもたくさんありますが、総じて、オリジナル映画はあまり面白くない。理由は、世界中に視聴者がいるためで、LGBTQや海外の特定の国に対して失礼に当たらないようになど、全方位的に配慮をする必要があるから。

結果、尖った作品は生まれにくく、可もなく不可もない作品が量産されることになります。

そんなネトフリの悪いところがそのまま出てしまったこのシーズン3。正直、なんじゃこりゃっていう出来でした。

終わり方も、最終話で突然、カークマン大統領（キーファー・サザーランド）がジャーナリストにインタビューを受ける形になり、過去を回想するっていう変な終わり方で、おそらく、もっと長い話を突然打ち切ったのかな、と思わせる終わり方でした。

3シーズンをふり返ると、

□ シーズン1
◯ストーリー：大規模テロを唯一生き残った男が大統領になるという驚き
◯カークマン大統領：人の良さだけが取り柄で、様々な問題を起こす
◯仲間たち：結束して大統領を守るチームワーク

□ シーズン2
△ストーリー：スケールダウンし、政治対立や家族問題など内輪もめが中心に
△カークマン大統領：大統領職に慣れたことで、暴走し始める
◯仲間たち：新キャラクターがとても良い！

そしてシーズン3は、
✕ストーリー：大統領選を通して、人権、LGBTQゴリゴリの内容
△カークマン大統領：シーズン1の大統領とは別人のような強権的で強引な男に
✕仲間たち：シーズン2の新規メンバーだけではなく、ずっと大統領をそばで警護していたSPのマイク・リッターも登場せず

ということで、シーズン2で唯一良かった、大統領側近たちのチームワーク、お仕事ムービーさも無くなってしまいました。

また、シーズン2から連続したストーリーにも関わらず、過去大統領をサポートしていたメンバーの多くが登場しない。正直、まず、ストーリー的におかしな感じです。

ストーリーについても、かなり考え方に偏りが出てきて、
カークマン大統領は、共和党でも民主党でもなく、第三の党なのですが、人種人権への配慮、LGBTQへの優しい目線、リアル会合から配信化など、言うなれば、まるでNETFLIX党を代表する大統領、という感じ。

個人的に、それらの考え方に反対するわけではありませんが、このドラマシリーズでそれが見たかったわけではないので、突然相当に歪められた印象でした。

一応、最後まで見ましたが、個人的には、見ないほうが良かったな、と思える出来。特に、シーズン2が面白いと思った方は、がっかり感が大きいと思います。

キャストも内容も
どんどん尻つぼみになっていって残念。

• #tulpen+2021
• #tulpennetflix

今シーズンはNetflixが制作。大統領選挙が中心で、LGBT、人種問題、医療、、まさかのセスの精子提供まで、ありとあらゆる問題をこれでもかっ！と詰め込んで、終了しました。
大統領の側近も変わり、シーズン1と2のほうが良かったです。