馮美梅

浮世の画家の馮美梅のレビュー・感想・評価

浮世の画家(2019年製作のドラマ)
3.0
美術・照明が美しい。
光と影の使い方が絶妙で、登場人物の心情表現を光と陰で上手く表現されていた。さすが渡辺さん演出って感じです。

人間って自分が思っている以上に、他人は自分の事を気にしておらず、他人が思っている以上に自分は相手の事を気にしておらず、そこから矛盾が生じてくる。記憶のすり替え?

戦前の思想にがんじがらめの主人公に、周囲の人たちは大変そうだ、特に娘たちは…

匂いの記憶に改めて自分と向き合うことになった主人公。友人の言葉にもそれまでの自分の中に会った記憶のすり替えがリセットされた瞬間、今までとはまた違う感情が表情に見て取れた。
馮美梅

馮美梅