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点と線のRIOのレビュー・感想・評価

点と線(2007年製作のドラマ)
3.9
誰もいない寂しい海岸
昔「橿日の浦」と言った

いざ児ども香椎の潟に白妙の
袖さへぬれて朝菜摘みてむ

大伴旅人が万葉集に詠んでいる

きちんと揃えた足には真っ白な足袋
海岸に横たわる二人は眠りについたように
穏やかな表情をして寄り添っている

完全に合致する不自然な偶然
殺った人間は分かっている
でもなかなか崩せない巧妙なカラクリ
追いついても捕まえることができない


時間と移動
動機と形跡
全てを縦と横に線を引き
交差するその点に真実がある

小説に負けない情緒的なドラマ
たけしはもとより
板原悦子も小林稔侍も迫ってきました
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