マ帆

セックス・エデュケーション シーズン1のマ帆のレビュー・感想・評価

4.5
未経験ながら性の知識だけは豊富な主人公オーティスが性に奔放なパンク少女メイヴと開く「校内セックスセラピー」。

小並だけどすごく学生時代に戻りたくなるドラマ。性教育という軸をぶらさず描かれる不器用な恋愛・友情・親子関係が好き。苦しんで泣く度しっかり成長していたな、自分。と振り返ったりもした。嫌な事にはNOと言い、したい事にはYESと言いながらその学生時代を全力で生きてる彼らが本当に本当に愛おしいし、日本のティーン同士には絶対無いオープンさが羨ましい、、。

想像してた以上に過激だしEp2まではあまり起伏のない物語だな〜と思いながら観てたんだけど、メイブがアレするEp3あたりからだんだん好きになっていき、Ep7のプロムのシーンで泣きながら好きが頂点に。これまでプロムのシーンを無条件に好きになるダメな癖があったんだけど、あれはマイベストプロムシーン(;_; )

推しはエリックだけどオーティスの優しさも大好き。こういう「楽な優しさ」を持ってる人って結構貴重だと思う。

そことそこはくっつかないんだ!とか、逆にそことそこが関わり合うんだ!みたいな海ドラならではのオムニバス的楽しさもちゃんとある。

ちなみにオーティスのお母さんはプラダを着た悪魔のメリル・ストリープ、メイブはハーレイクインのマーゴット・ロビーにそっくりだと思う派。オーティスのお母さんは何か意識してるの?レベル。

個人的にはS2の方が評判良いイメージがあって、「ふつうじゃないのがふつうでしょ」ってコピーも大好きなので、S2観るのがとても楽しみ。

海ドラって今日は○話までって決めても1話1話のラストがたまに衝撃的な終わりかたすると結局次のエピソードの序盤まで観ちゃう。あるある。
マ帆

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