イタリア国営放送とHBOが初めて合作したドラマ。
原作者のエレナ・フェッランテは『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人」の1人に選ばれるほど、世界的なベストセラーではあるが、どうやらイタリア本国ではそこまで受けていなく、殆ど年配の人しか観ていないらしい。

本作は1940年代に生まれた女性ふたりの幼少期から老年期まで、激動のイタリア南部・ナポリを舞台に繰り広げられる大河ドラマで、原作四部作を一作一シリーズずつに映像化していて、かなり小説に忠実ではある。ただ、原作に書かれていた膨大できめ細やかな心理描写が、殆ど主人公・エレナを演じるマルゲリータ・マズッコの無表情で表現されているから、小説の内容で脳内補完しながら観た。小説未読だったら、物足りなさを覚えていたかもしれない。

あと、マックス・リヒターの音楽は確かに凄くいいんだが、それに頼りすぎて、この場面にこのBGM？という違和感は多々あった。

全体としては、映像も綺麗だしクオリティも高いけど、原作を読んでからの方がもっと楽しめる作品かも知れない。

• #’22鑑賞記録

日本のドラマもこの位のクオリティになって欲しいと切に願います。まず撮影監督のレベルアップに努めるべきです。
マックス・リヒターのビバルディが前から好きで聴いていたのですが、このドラマに使われているなんて知らなかった！すごく嬉しい😆ドラマの空気感とすごく合ってます。

2020年に見たマイベストドラマの一つ。

親友なのにライバルとはどういうことか？と不思議に思って見たけど、なるほど確かにこういう友達はいたかもしれない。

子どものエレナは天使ちゃんなのに、リラはまさに小悪魔。
二人とも可愛すぎて、ずっと見ていたいくらい。
おかげで大人バージョンになってしまうのが不安だったけどしっかりと引き継いでくれた。