初見です。
この4年後に作られた『犬神家の一族』を先に見てしまった後に今作を再放送で初めて見ましたので、正直物足りない。
同じ吉田照幸演出なのに。
脚本の違いもあるだろうな。
あとは映像の違い。
これは映像技術の問題なのかな？
でもそれを言うなら、1977年の萩原健一版映画『八つ墓村』は映像技術によるものではない迫力があるので………さて？
横溝作品は何しろたくさんあるから、比べるのも面白いな〜
原作とどう違うのかもそれぞれで、今作村上虹郎版は比較的忠実のようですね（実は未読）
全体的にわかりやすいです。
種明かしが丁寧に語られるから。
ただ一番最後のシーンは謎だなぁ
小梅が何故そうするのかわからない。
私はそこまでは普通に見てたのに最後にとてもイヤな気分になりました。唐突な表現の仕方でインパクトは残りますが………
意味がわかりません。必要？
真木よう子の美也子には魅力が足りないと思いました。台詞回しがイマイチ。特に終盤は空回り感が否めない。村上虹郎の辰哉ともどもなんだか浮いてた気がします。
しっくりこない2人でした。
逆に佐藤玲の典子は、最終的に良いキャスティングでした！典子の設定は原作も含め様々あるのでその都度の〝見せ所〟の一つになり得る小さいようで大事なキャラ。佐藤玲の力は大きかったw
大役である要蔵&久哉の音尾琢真は確かにみせてくれました！あのビジュアルは素晴らしかった！！
どうしても山崎努（怖さが半端ねぇ）と比べてしまいますが、要蔵の鶴子に対する〝偏愛〟っぷりは音尾琢真の愛らしさで狂気の中にもより愛情を感じることができたなぁ。せつなくなった。
脇だけど宮沢氷魚と佐津川愛美、小柳友、そして馬場徹！が印象に残りました！
