誰もが最愛な人を失くす日が訪れる。その時にどのように向き合うのかを考えさせれた。そしてイギリス人独特な笑いに包まれたドラマでもあった。

主人公ト二ーは妻を病気で亡くし空虚感と絶望感に襲われる日々を過ごしていた。全てが嫌になり自暴自棄で周りに対しての皮肉まみれな冗談を浴びせていく。これがドラマの特徴であり魅力だろう。
イギリス人の特有な皮肉溢れる冗談を堪能出来る。

普段からイギリスのユーモアに触れることがないので最初はすぐに理解することが出来なかったが、物語が進む中で言葉選びの理由が分かってくる。

物語では会話の中で有名人をディスる場面がある。ジョークにおいて有名人をディスるのが好きなようでイギリスの有名人をご存知ならイングリッシュビールぐらいに大いに楽しめるだろう。

冗談はさておき🤭、
物語の本質はトニーが立ち直れるかどうかである。亡き妻はトニーの為にビデオレターを残していて、それが手がかりに物語が展開していく。その物語の中である老婆の助言が名言で心にグッと来た。そしてトニーの決断と行動は変わるのだろうかが見所だった。

リッキー・ジャーヴェイスって
情けないレイ・ウィンストンって感じで
好きじゃなかったけど
このドラマの彼は好きかも。
犬も可愛いし、音楽も好み。

愛しのデヴィッド・ブラッドリー(惚けた父親役)が出てるのが嬉しい。
イギリスのハリー・ディーンだと思ってる。

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オススメされたので一気見。
まずはシーズン1。

妻が病気で亡くなり、残された夫のアフターライフを描いた作品。


始めは周りに嫌な態度ばかり取っていたトニー。
段々と彼自身が変わっていく。
この流れの感じ、ふと頭に浮かんだのは『幸せなひとりぼっち』。
シーズン1の最終話で周りに感謝の気持ちを伝えるシーン、少し大袈裟な気はしないでもないけど、普通に生きているとこんな風に伝える機会なんてそうそうないからこういうのも大切かも。


トニーがリサのことを本当に大切に思っていたことが感じられて、そしてリサもトニーのことを大切に思っていて、だからこそビデオを残していたんだろうな。

印象に残っているのは
「楽しいと思ったことを共有できないのがつらい」（意訳）
と言っているところ。
私も基本的に自分の感じたこととか楽しいことに限らずだけど何でも共有したいタイプなので、その相手がいなくなってしまったことは本当に言葉の通りぽっかり穴があいてしまったような状態なんだと思う。

自分が残される側になっても、残す側になっても、相手のことを思うととても辛くなるし、自分がいざその状況になった時どうなるんだろう、と考えさせられるドラマでもあった。

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