警視庁への栄転が決まった押井(風間俊介)だが、非番の時におとり捜査の邪魔をして異動はご破算に…。謹慎が明けて不審死の現場に駆けつけると、新人刑事の来海(白石聖)が配属されていた。ほれっぽい押井が来海に対してはまったく反応せず、拍子抜けする横出(犬飼貴丈)。一方、現場検証を終えた押井は、遺体は自然死ではなく他殺だと断言する。だが、その部屋は強固なセキュリティーに守られた完全な密室だった…!
不審死の案件が発生し、押井(風間俊介)は横出(犬飼貴丈)や来海(白石聖)とともに女子寮を訪れる。亡くなったのはグルメ巡りが趣味の女子大生。現場の状況から殺人事件と断定した押井は寮にいた四人から事情聴取する。いずれも美人で目を合わせられない押井だが、個性的なありさ(萩原みのり)とだけは普通に接することができる。寮生たちはありさに疑惑の目を向けるが、押井は被害者の部屋に残されたゴミに注目する…。
鑑識課に呼ばれた押井(風間俊介)は小河内(橋本涼)から監視カメラの映像を見せられる。そこには挑むようにカメラを見つめる芳川(武田真治)の姿が映っていた。胸のざわつきを感じながらも事故発生の知らせを受け、押井は小学校に向かう。運動会の片づけ中に屋上のひさしが崩落、校長の頭を直撃したというのだ。押井は現場に居合わせた教師たちから事情聴取をするが、誰も救急搬送された校長の容態を心配しない…。
20年前、灰田(石川恋)の妹が誘拐、殺害された事件の背後に代議士・長宗我部(鶴見辰吾)の影が…。一度は刑事をやめようと辞表を出した押井だが、灰田から個人的な捜査への協力を要請され、宿敵との対決を決意する。すると、ありさ(萩原みのり)が自宅に転がり込んで来たり、イメチェンした来海(白石聖)から気があるようなことを言われたりと、突然のモテ期が…!微妙な四角関係に浮かれながらも、執念の捜査が始まる!
芳川(武田真治)は押井(風間俊介)に近づくため、わざわざ事件の重要参考人となっていたことが判明。だが、依然その正体は謎に包まれていた。そんな中、公園で撲殺死体が見つかる。被害者は近所でも有名な雷おやじで、公園にたむろする少年たちを良く叱っていたとの証言が得られ、リーダー格(元木湧)を取り調べたところ犯行を自白。が、少年の姉(佐藤玲)から「弟が殺人をするわけがない」と訴えられた押井は捜査を続行する。
テレビディレクター(岩本照)から取材依頼を受けた押井(風間俊介)が「捜査の支障になる」と断ると、伊多田(板尾創路)が「実は押井の師匠だ」と密着取材に名乗りを上げる。と、そこにガス爆発の一報が入る。爆発の衝撃で住人の女性が頭を強打して死亡したが、押井は現場の状況から事件の匂いを嗅ぎとる。すると押井の一挙手一投足を観察していた伊多田が、取材クルーのカメラの前で「これは事件だ!」とポーズを決めた…。
押井(風間俊介)に挑戦状をたたきつけた羽堂(武田真治)の周囲で再び殺人事件が起きる。一方、押井にとって目下の悩みはありさ(萩原みのり)が自宅に居ついてしまったこと。何とか追い返そうとしているところに事件現場の来海(白石聖)からビデオ電話がかかってきて、部屋にありさがいるところを見られてしまう。気まずさを感じながら捜査を開始した押井の前に連れられてきた第一発見者は、美しいバイオリニストだった…。
押井(風間俊介)がこれまで解決した事件はすべて自作自演だった…!?羽堂(武田真治)のワナにはまり追われる身となった押井は、来海(白石聖)を伴いリゾートホテルに向かう。2年前に起きた事故の真相を突き止めれば無実が証明されるとの羽堂の挑戦を受けたのだ。早速捜査を始めた押井は、酔ったパティシエが階段を踏み外して死んだ事故の裏に不審な点を見つける。と、事情聴取した従業員の一人が目の前で転落事故を起こす…!