軽率

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズの軽率のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

え…えぇぇ…なんか、ぽんっと突き放され…いや違うな、突然拉致されて高速道路に置き去りにされたみたいな気持ち。面白かった!と言い切れないわかってなさが8割くらいある。けど、17話でなんだかんだ満足してしまったというのも本当。
みんなが集合して名前を呼び合って、ボブをボコボコにしてスッキリ!(?)というのもあったが、中でも好きなのはローラとクーパーが森の中で対面するシーン。あの曲がうわんと大きくなるじゃん、あそこで泣いちゃった。このための25年だった!と思って。(そこでは全然終わらないし、ローラの絶叫が突き刺さってくる…やりおるわ…。

カイル・マクラクランの爽やかさ、かわいさと奇妙さ、そしてワイルドさ、いろんな要素の全部盛り!わーい!何でこんな感想なのかというと、よくわかってなさすぎて俳優/キャラ語りしかできないからです。
ルーシーが携帯電話を理解できていない?のが終盤で効いてくるとは思わず、単なるギャグじゃなかったのか!と拳を握った。あれは結構好き。あと、アンディが毅然と活躍?するのも私は割と好きだったりする。ホーク、昔も飄々としてたけど、相変わらずブレない感じでよかったなぁ。
他メンバーだと、ベンジャミン・ホーンはなんか普通に真っ当になってたな。自制もきく大人…まぁ25年経ってもあんなだったらめっちゃ嫌だが。一方弟さんは…なんか変だったね?ツイン・ピークスらしいっちゃらしくて面白かった。
ジャコビー先生…怪しい商売に両足突っ込んで…と思ってたのに、そのためにネイディーンがもろもろぐずぐずの気持ちから解放されて?幸せになり、エドも情のがんじがらめから解放されて幸せになり、ダイナーを拡大して地元民の心(舌)もがっつりつかむやり手の商売人かつ人情家(でも男運?タイミング?は悪め)な美人のノーマも幸せになるという、25年目にして!というところもホッとした。
エド:自由になったよ!→ノーマ:ちょっと待ってて→エド:青酸カリを頼む、のスピード落ち込み(とその後の急上昇)が可愛かった。
ボビーの昔はやんちゃしてた感!たまんねーや!やんちゃと呼ぶにはやりすぎてるってのは置いといて。父親についても良い思い出として生きてる、まともに育っちゃって…親戚のおばさん気分。
消化不良なのはオードリーかなぁ。わりと好きなキャラだったので。それこそポンと放り出されたような気持ち。あと、クーパーが絶対しなかったことを悪いクーパーがやってしまった?(のかどうなのかちょっとよくわかんないけど)のは、ショックだった。それをしないのが、特にあの町では、ちゃんとした大人の良識?善良さ?だと思っていたので。まぁ、だからこその…というのもあるのかもしれん。
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