HidekiIshimoto

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズのHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

5.0
もはや映画を凌駕しそうな米TVドラマ界、の源流ツインピークスは、やっぱり他に類をみない驚愕のドラマだった。8章だけでもう驚嘆。アレがTVドラマとして放映されたことがもう驚異。恐慌と笑いが交互にやって来る異次元ゾーン。映像の魔術、というかもはや呪術。踏み込んだ俺らは絶叫のこだまの中に取り残されるしかない。リンチみたいな映画作家他にいない…いないか?と考えてジャン・コクトーが浮んだ。元々画家のリンチは偶然映画に踏み込み、運良く思い通りに活動できた純芸術家…と考え、ふとジャコメッティやフランシス・ベーコンやゴームリーなんかが映画に踏み込んでいたら…?あり得ないけどダ・ヴィンチやボッシュが映画を作っていたら…?と妄想し、期待と恐怖でローラー・パーマーのように震えるヒマな俺。。芸術は呪術だ!