かおる

心の糸のかおるのネタバレレビュー・内容・結末

心の糸(2010年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

耳が聞こえない母と聞こえる息子、それぞれの夢の話。
今で言えばCODAか。


制作は名古屋だけど舞台は金沢なんだなあ。出て行く先も東京で、名古屋かすらないなあなんてどうでもいいことを思いながら。

親が子に夢を託すって、耳が聞こえるとか関係なくある話で、本人の希望と一致しなければきつい話でしかないよなあ。
重荷にしかならない。でも、その想いは痛いほどわかるから無碍にもできない。

10年以上前のドラマなので、少し古い描写というのは仕方ないのだけど、終わりがスッキリしない…

いきなり高卒で上京して、ピアノ云々までいける??って思ってしまうのよ…
今なら逆に、上京しなくてもSNSを使ったりして夢に近づく手段ってあると思うのだけど、この時だとちょっとそれは思いつかないし、と考えたら甘すぎないかと…?
聞こえる・聞こえないの越えられない壁を描いている、決してフワフワしたストーリーじゃなかったわりに、ラストが気になっちゃったな…

とは言え、それを乗り越えようとする親子の絆は素敵だったし、途中で出会う聾者の女の子との交流も素敵だった。
ので、尚更そこが…
かおる

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