ホークアイは元々好きではあったけれど、彼が主人公で一本作品作れるの？という不安…というか疑問が、観る前には少しありました。
けど！けどけど！そんな、あんぽんたんな心配を遥かに超える面白さで、ホークアイの好感度も上がるし、ブラック・ウィドウも観ておいて良かったと思わされる良作でした。
何より、1作品でしっかり完結しているところが好きです。伏線が散らばった状態で次の作品へと行くのは、悪くはないけどどこかスッキリしない。フェーズ4に入ってからは、そんな生殺し状態が多いですが、今作はホークアイらしく一本でスパッと決めてくれてました。
MCUフェーズ4に入ってから、映画よりもドラマ作品の方が好きです。
今作の特徴として良かったのが、明るいホークアイ作品に仕上がっていたこと。
IW後に作り上げたローニンの黒歴史と、EGでナターシャを失った大傷を癒す物語の側面と、愛弟子となるケイトのオリジンも展開されていき、さらには悲しいヴィラン（？）のエコーのオリジンも兼ねてあって盛り沢山。
全体的に重い雰囲気になる要素ばかりですが、そこをクリスマスという舞台が軽やかに仕上げてくれていて、真っ白な雪とクリスマスソングがピッタリでした。
エコーのその後も非常に心配ですが、ケイトの成長も気になります。どういう風に今後MCU作品がクロスオーバーしていくのか、すごく楽しみになりました！
