もしかするとと思ってクリックしたら、悪くない。あたり!
ぼくの頭の中にあったのは、是枝さんの『ワンダフルライフ』(1998)とか、トルナトーレの『記憶の扉』(1994)、あるいはフェリーニの未完作『G.マストルナの旅』なんだけど、ずばりそれでしたね。
是枝さんのは小学校を舞台にしたお役所、トルナトーレのそれは警察の取調室で、フェリーニは臨時の不時着客を収容するホテル。で、このドラマの「死」役所という設定は秀逸。原作はマンガだけど、またマンガというのではない。マンガがどんどんすごくなってきているということなんだろうな。
「シ村」さんを演じている俳優さん、なんか知っているなと思ったら松岡昌宏なんだね。うまいじゃん。いい感じ。この調子でがんばって!
それから「ミチル」ちゃんを演じた黒島結菜、最近あっちこっちで見かけるよね。でもすでに「成仏」しちゃった。まあ、そういう設定だったから仕方ないのだろうけど、どうなんだろ、ほんとはもっと早く成仏させることもできたのかもね。引っ張りたい気持ちにさせる女優さんってことかな。
でんでんは安定の演技。清原翔くんはいい感じ。松本まりかのキレ具合が、いい味になってるかな。
というわけで、けっこう楽しんでおります。あと5話ほどあるけど、ぼちぼち楽しませてもらいますぜ。