英ドラマ『SHERLOCK』のスティーヴン・モファットとマーク・ゲイティスが再タッグ！古典ドラキュラ伯爵を再解釈したオリジナルドラマ。
"再解釈"なので設定とか諸々異なるオリジナルではあるけど(特に3話)、基本的なストーリーラインと登場人物の役割はブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ伯爵」に沿っています。
こういう古典×現代みたいなの、まさにやっていることはSHERLOCKと同じだなと思った。
３部構成で1話毎に舞台も登場人物も変わるから、違う作品を観ているようで新鮮だった。一貫して伯爵はやりたい放題で、結構グロテスクなので要注意かも。
どういう結末にしたくて再解釈したのかなと思ったら、最後の最後で「そういうことか〜」と納得。ホラーでもあり、時代を超えた恋愛作品でもあったということね。
古典作品の現代版ということで、時代をジャンプしたり面白い要素はあったけど、ちょっと最後があっけなかったかなという感じ。もうちょっとテンポ良く進めてストーリーを膨らませても良かったかも？
本作のドラキュラ伯爵はいわゆる古典的なビジュアルで分かりやすかったけど、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」とか「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ」とかで美しいヴァンパイアのイメージが出来ちゃってるから、もうちょっと目の保養になるキャスティングが良かった（笑）
その代わり好きな俳優のマシュー・ビアードがカッコよかった！時代物によく出ているから、現代の青年役が新鮮で良かった。役柄的に不憫だったけど…。
新解釈ドラキュラ伯爵、個人的には思ったより楽しめました。グロいのが大丈夫であればぜひ。
