しんや

アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋のしんやのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

200718 1話

視聴の直前に三浦春馬さんの死を知ったからか、人間の本当のとこは他人にはなかなか見えないんだな、見せないんだなって思った。
表面だけでは人を理解なんてできないんだな。目の奥を見て話したり、暖かく寄り添ったりして初めて少しずつわかってくるんだろうな。
自分は人の目の奥の奥を見て話せてるのだろうか。

成田凌はどんな役?

あな番感がすごいな。

200724 2話

アンナチュラルのときにも感じたけど、石原さとみって強い気持ちを持ちながら、声を少し押し殺して相手に暖かく寄り添おうとする演技が特別すごいと思った。

葵と刈谷さんは考え方は違えど、根本では「患者のため」に仕事をしているから、息の合ったコンビなんだろうな。

先週のMIU404でも感じたけど、目の前の一人の命かそれとも未来の多くの命か、どっちが正解なのか、この問題に正解なんてあるのかと思った。
葵と刈谷のような、考え方は対照的だが互いに理解し合っているコンビがいると、こんな答えのないような問いも打開できるのかな。葵が寄り添う間に、刈谷が2人分以上の働きをする、みたいな。

頑張ってる人に「頑張ってください」は伝わらないんだな。


200731 3話

いい先生だなぁ。勉強だけじゃなくてお姉ちゃんと仲良くさせてあげたり、人間の部分を教えてあげられる素敵な先生。
本人はなりたくて病気になってるわけじゃないし、病気が原因でできることが制限されてるのをわかってあげられる人間にならないとな。
瀬野先生は赤ちゃんに向ける笑顔を葵にも向けてるよ。見せないだけで。
理想と現実。理想に近づけるかは自分次第。

200807 4話
明るく振る舞ってる人に限って、辛いことを抱えて生きているのかもな。明るい一面だけ見てその人のことを判断しようとするのはダメだ。
心配させたくないからつく嘘って難しいな。そう割り切れないならとても苦しい。相手が辛い顔をしているときだけでなく笑顔でいるときだって。
相手が声を上げていなくても、上げたい声を聞き取ってあげられる葵は素敵な人だな。

200814 5話

幸せに旅立っていけたんだな。家族も悲しみを感じつつも幸せな気持ちを持ち合わせて送ってあげれたんだろうな。
あれだけ患者に寄り添っているんだから葵は壊れてしまいそう。強いな。
それに気付いてる瀬野さんは優しい暖かい。
「希望を与えるなら責任をとらないといけない」
医療だけには留まらない言葉だな。
葵が医療用麻薬を投与することで得られた笑顔たち。だけど治験をしたら延命でき、もう少し多くの笑顔を得られたかもしれない。タラレバ。確かに治験って実験台みたいな悪いイメージがある。最善の決断はなんだったんだろうな。

200821 6話
相手にとって何をすべきなのか。目先の幸福を感じさせてあげるかその先の幸福を感じさせてあげるか。困難な、その先の幸福を感じさせてあげるには少なくとも苦しい時間を与えてしまうから難しいな。
1人でいる人に声をかけてあげられる、気付いてあげられる人でありたいな。


200828 7話
直せる病気なだけマシ。重くて強い言葉だな。
真っ直ぐな人だから、自分に真っ直ぐにぶつかってくれる人たちの言葉に心を打たれたのかな。


200904 8話
薬に「まあ大丈夫だろ」は通じない。専門家の言葉が全てなんだな。取り返しのつかない事態になってはもう遅いよね。
目の前で苦しむ姿を見ていられない、というよりは奥さんにはもう苦しんでほしくない、って思ったんだろうな。相手のことを1番に考えるってことが愛なんだろうな。


200910 9話

痙攣した患者を助けたとき、瀬野さんは「どうせ俺は助からないんだ」って表情に見えた。
薬剤師だからこそ自分の症状がどのレベルなのかわかってしまうんだな。怖いんだろうな。

症状の進行を遅らせるのではなく、痛みを抑えて仕事を続ける、即ち自分ではなく人を助けることを選ぼうとした。最期まで自分の仕事を全うしようとしていることには驚いた。

治る病気なのにその治療法から逃げている患者に対して、死ぬ運命にある人が声を荒げずに感情を押し殺していられるなんて信じられない。薬剤師として接している姿にはすごいと思ったが、もっと感情的になってもいいと思った。抱えていることを誰にも発せずにいるんだから、本当は辛いだろうし。

MIU404の伊吹と同じセリフ。「生きていれば勝てる」「生きていれば何かできる」死んだら終わり。瀬野さんがみんなを助けていたように、今度はみんなが瀬野さんを助けられるといいな。
しんや

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