出来事が複雑に絡み合ってるけど、
最後はスッと、私は腑に落ちて好きな終わり方だった。
どう育てられたかって大人になった時の人生観や根本的な思考に影響してしまうよなぁ。子どもの頃は自分の環境が間違ってるって気付いてるのかいないのかの瀬戸際のところで、ただ窮屈さを感じたり苦しいって感じることに精一杯だったりする。
だから大人になってすぐ正解が出せる訳じゃない。たくさん間違う。間違った選択をたくさん、たくさんして、それが自分がした選択だったことに気付く。自分の人生観とか根本的な思考を見つめ直す。そこからまた、正解を求めて歩きだす。
莢はそうやって、幸せに向かっていこうとしていたんだなぁって思った。
家族である以上家族でいなければならない使命がある。一生かけても忘れない。
だから、人間は家族以上の繋がりはない。自分を産み育ててくれた家族も、大人になって大切な人と新しくつくる家族も、
家族がどうあるかなんてそこの所属する自分次第だっていうのが、今日の答えだった。
ルイは、正直同情なんて一ミリもしなかった。でも、莢と同じことに気付いていて欲しいと願う。
鳥肌立つしルイが喋るとゾクゾクした。演技すごかった。潤いの演技。
小池徹平くんもよかったなぁ。
怖かったり優しかったり真っ直ぐだったり曲がっていたり。全部本物の一真に見えた。最後ちょっと切なくてまた良い。
