なんか毎回書いてる気がするんだけど、どうして坂本裕二はこんなにもいろんな種類の不幸を思い付くんだろう？もう登場人物みんな境遇が絶望的。
シングルマザーが子育てすることの現実を描いた前半は見ていて本当に苦しかった。
離婚なら養育費も払ってもらえるけど、死別だとどうにもならないもんね…。資格も何もない私が満島ひかりと同じ状況になったら…と考えると本当に怖くなりました。
鈴木梨央ちゃんが「今度お母さんと一緒に花火しようねって約束したのに、他の子と花火しちゃったの…ごめんなさい」って泣く場面はいろんな意味で胸が苦しくなります。
浴衣も花火もスノードームも贅沢品で、浴衣も花火もスノードームもおばあちゃん家にはある物なんだな…って気付いたら、少し切なくなりました。
泣かせにかかってるシーンでは全部泣いたし、5話で満島ひかりが子供たちにはバームクーヘンを分厚く切って自分には薄〜く切ってた何気ないシーンでも泣いてしまいました。
お母さんってスゴいんだよね。
半分こした時は絶対大きい方くれるし、ケーキは私から好きな方選ばせてくれるし、ステーキや焼き鮭は脂身が多い方を私にくれる。
私はひとりっ子だったからコレが当たり前だと思ってたけど、高校生くらいになってようやくお母さんの優しさに気付けた。
「私も子どもが生まれたら、美味しい方を譲れるようになるのかな？」って質問したの、懐かしいな。私もそんなお母さんになれるかな。
『家族の言葉には、さよならってないじゃないですか。さよならって言いたくない人たちに出会った時、人は結婚するのかなって思うんです。行ってきます、行ってらっしゃいって言える家族を作るのかなあって』
素敵な考え方。私もさよならって言いたくない人に、早く出逢えるといいな。
