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カムカムエヴリバディのmakotoのレビュー・感想・評価

カムカムエヴリバディ(2021年製作のドラマ)
5.0
On the sunny side of the street

3世代100年を描く、ラジオ英会話をベースに話が進むドラマ。物語として実に素晴らしかった。

語りたいことはいっぱいあるが、脚本、演出、衣装、大道具・小道具、音楽などの裏方の想いの強さを感じられる。

ラジオ英会話の使い方も粋というか、途中忘れているのではないかと思ったが、100年通じる機器としての有難みを感じた。

そして何より、餡子、ジャズ、時代劇、英語、野球というものが、100年、自分達の生活に浸透しているのか、日常を感じた。

この100年という長い年月を見る上で、深津絵里とオダギリジョーの存在は視聴者を引きつける存在感だった。

時代が移りゆく中で、髪型、ファッションの変化が、深津とオダギリの俳優としての存在意義を示していた。

そして、このドラマの根幹は、「ひなたの道を歩けば、人生は輝くよ」という言葉にこそある。

自分で考え自分の道を自分で決断する。それこそが人生で1番大事だと、当たり前のことを考えさせられるドラマであった。
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