個人にはシーズン2のザ・ラン〜六壁坂がお気に入り。
ジョジョシリーズは一応原作やアニメを鑑賞している。しかし岸辺露伴の原作は未読の状態だった。
自分はそこまでジョジョ好きというわけではないので、原作の変更点に関しては特に不満はなく、スタンドではなくギフトと呼ぶことでジョジョの実写化というよりは荒木飛呂彦原作の怪異譚という認識になっていた。
世の中の不思議というかオカルトを紐解いていく話の中で岸辺露伴がヘヴンズドアを使ってどうにか解決するのだが、その演出が面白い。
能力的にはわりと反則行為ではあるが、それは人間に対してのみ有効で、ストーリー上では物語の解決アイテムというよりは、ヒントを得るためのアリバイ崩し的な役割になっているのがまた面白い。
原作の話が短いためにオリジナル要素を加えて、1時間のシリーズドラマとして仕立て上げているがゆえのテンポ感が遅く感じる場面もあったが、ちゃんと面白い話と連続性を持ったドラマになっているのは小林靖子の手腕だろうか。
そこそこジョジョっぽいセリフ回しがあったが、しかしジョジョをそのまま実写化するのには向いていないことがわかる。
今後もシリーズ化されるならまた見たいくらいのレベル。
