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シュティセル家の人々 シーズン3のtaruponのレビュー・感想・評価

4.1
最初を見て、ちょっと衝撃的で、あれ??シーズン2ってどう終わったっけ?と思わず最終話を見直してしまった。
シーズン全体もちょっと重めの話題も多くて、でも見ごたえはあったなって思います。
主には、アキバの子育てと再出発の話、ギティの長男ヨサレーのお見合いと恋の話、ギティの長女ルハミとハニナ夫婦の子ども問題。
この「シュティセル家の人々」は現代のユダヤ教の超正統派の人々の群像劇で、日本人の私から見たらびっくりするような習慣とか、一時代前のもののような考え方、相いれない考え方とかもいろいろ出てきて、すごく興味深い。
でも、それ以上にそういった違いはあっても、子どもに対する気持ち、大事な人を失う喪失感、自分と合う人と一緒にいたい気持ちなどなど、共感できる感情がたくさんある。さらには、自分の都合が良いように周りを丸め込もうとしたり、ごまかしたり、でも反省する気持ちもあったりと負の部分も描かれていて、そのありのままの感じがとても面白い。

こういうのを見ていると、文化は違っても理解しあえるという気持ちとともに、言葉を尽くしたり相手の背景に対する知識や理解しようという努力が無いとすれ違いになりかねないんだろうなという気持ちになる。
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