玉生洋一

神様のカルテの玉生洋一のネタバレレビュー・内容・結末

神様のカルテ(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作小説は1冊しか読んでいないし
映画版も見ていないけれど、
このドラマはよくできているのではないだろうか。

#1で身寄りのない高齢女性の最期、
#2で古狐先生の最期を描き、
#3は水野美紀とのバトルかと思いきや、
主人公自身が誤診をするという展開に驚いた。

達観した主人公が基本的に上から冷静に
大変な医療現場を見つめるというスタンスだったのが
(自分自身もその中でもがいているわけだがあくまでもスタンスは上記)
一気に問題が自分自身にふりかかってくることに。
それが水野美紀の問題とも絡んで展開するのがとても見事。

誤診はもう少し長く引きずってもよかったのでは。
医師たちの論理もきけばもっともだが、
患者側の「納得できなさ」も確実に存在するわけで。
一応の決着はつきつつも、主人公は心の中で十字架を背負い続けるということなのだろうけれども。

前半は大島優子熱演。
イチトが寝ているところでは笑った。


#4
大学病院編。
パン屋との攻防。
妄想内でキレて暴れるシーンには笑った。

「印象の悪い人」が
「実はいい人」という王道パターンが今回も全開。
貫地谷しほりの熱演で見応えもたっぷり。

前回のラストでハルが倒れたのは妊娠だったということで
ハルとの涙涙のドラマが展開されるのではないかと
予想していた分だけの拍子抜け感はある。
病気じゃなくてよかったが、ハルとのシーンがもう少しほしかった。


※BSテレ東4Kにて視聴。
※事前番組18mもTVerで見た。