このレビューはネタバレを含みます
東日本大震災と
新型コロナ禍を
扱ったドラマ。
序盤で吉田羊だけがマスクをしていないのを見て
そういうことか
と思い当たってしまったので、それに関するオチ部分は
楽しみ損ねたが、
それ以外の人との関わりによる4エピソードが
とてもきめ細やかかつ短くピリッと描かれていたので
とてもよかった。
出てくる料理がどれもおいしそう。
中でもやはりペペロンチーノが印象的で
さっそく作って食べてしまった。
「どの記事も被災者と書くのに、あなたの記事には一行もそれが……」
のくだりがとてもよかった。
このドラマ自体がある意味で類型的に描いていることへの
皮肉にもなっていていろいろと考えさせられる。
小室圭さんのお母さんの元婚約者の人も
自分が「詐欺被害者」として扱われて生きていくのは耐え難いから
そうではない存在だと認められるために感謝されることが必要
だと懸命で、それと似たところがあるのではと思った。
※2021 NHK BS4K。ほんのわずか見逃しあり(別メモあり)