kazマックスグローバーレッド

TOKYO VICEのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

TOKYO VICE(2022年製作のドラマ)
3.7
『マイアミ・バイス』『ヒート』のマイケル・マン監督が手掛けたHBOとWOWOW共同制作の骨太社会派ドラマ。1999年、読売新聞(ドラマでは明調新聞)のアメリカ人記者ジェイク・エーデルスタインが日本で体験した回想録をベースに警察とヤクザの闇社会を描く。

『ブラックレイン』と『アウトレイジ』の雰囲気がたまりません、この2つを足したのが『TOKYO VICE』といった感じ。ヤクザの名前もブラックレインと同じ「佐藤」だし。この佐藤を演じるのが当初は鈴木亮平の予定だったのに降板したのは残念。

ブラックレインの時は歌舞伎町での撮影許可が降りず大阪が舞台になった経緯があるだけにTOKYO VICEが全編東京ロケというのは日本のロケーション事情も寛容になったということか。

出演は『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート。渡辺謙、伊藤英明、菊地凛子、山下智久、萩原聖人など日本人キャストも多数出演していて松田美由紀もチラッと出演してたのは何気に嬉しかった、何せ松田優作夫人だからね。

アンセル君の日本語が回を増すごとに上手くなっていて、ヤクザに襲われながら「わかった!わかった!わかった!」と抵抗するとこなんか全然違和感なかった。

時代設定が90年代末の日本ということもあり、バックで流れる当時のJ-Popもいい感じ。「キャンディガールキャンディガール♫」とかCDは持ってなかったけど街中やお店のBGMで聴いたことある曲が多数あって懐かしかった。曲名は知らないけど宇多田ヒカルの曲も流れてた。Season2がそろそろ撮影開始予定なので続きが楽しみです。