肉鹿

日本沈没ー希望のひとーの肉鹿のレビュー・感想・評価

日本沈没ー希望のひとー(2021年製作のドラマ)
3.6
2023年。厄介者扱いされてる地球物理学者と自分の目で確認した官僚が提言したのは、明日起こるかもしれない関東沈没。緊急事態に対応を決めかねて分裂していく政府に、タイムリミットは刻々と迫っていた。

すごい真面目でシリアスなとこが国民性が現れてるみたいで楽しい😆
同じ年に公開された「ドントルックアップ」がブラックコメディだからほんとお行儀がいいw

さらに災害描写を極力排して、狭い部屋で展開される政治ドラマみたいになってるのも特撮みたいで楽しいところ。
そのおかげで大袈裟演技しても違和感ないし、繰り返される顔面アップに止めどなく緊迫感もアップ!

そのなかでもベストオブ顔面は主人公の娘役の宝辺花帆美ちゃん!純粋で健気でただただかわいいので、この子はわたしが育てます!て気持ちを覚える人もきっと多いはずw

国宝や文化財や特許技術までも外国との取引材料として使うリアリティも楽しかったけど、まるでコロナのような変異株まで出現してきたのは「やりすぎだー!」てすこし笑っちゃった。でも地球環境の破壊とも関連してたから納得はできてすこし悔しい。だけどもどかしい。
ただ、ひび割れていく大地から飛び立つ飛行機のギリギリさはギリギリすぎて完全やりすぎだよ😂あそこだけ急にファンタジーw

それでも確かなシュミレーションに裏打ちされた日本の行く末と再生プランの希望に胸が熱くなる作品。
敵だった人が仲間になって、最後は日本人vs世界になったりの少年漫画展開も熱いしね!大人の皮を被った少年たちに贈られたドラマだと思う。
肉鹿

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