めちゃくちゃ面白くてイッキ見しました。これは凄い！
破天荒な幕下力士の猿桜が、ある思いから兎に角金持ちになりたいと角界に挑むお話。
1話でいきなり心つかまれた今作でございますが、若いころ毎週読むのが楽しみだった、これまた破天荒な横綱力士を主人公とした「ああ播磨灘」を思い出しました。
猿桜を演じた一ノ瀬ワタルさんは佐賀県出身だけあって、北九州出身の猿桜の使う方言が全く違和感なく、また、グレた青年の普段の話し方が妙にリアルなのがよかったです。
一ノ瀬さんはじめ力士演じた俳優陣は専門家の指導を一年間受け撮影に挑んだとか・・・。
個人的には角界の注目力士演じた、王様戦隊キングオージャーのカブラギ（ハチオージャー）を絶賛演じていらっしゃる佳久創さんご出演もうれしいところ。長瀬智也さんに似た顔立ちのイケメンです。
そして脇を固める俳優陣も豪華なのですが、猿将部屋親方役のピエール瀧さん、新聞記者国嶋を演じた忽那汐里さんが特に印象に残りました。
忽那汐里さんに関してはご自身が帰国子女が故、芸能界になじめず少しメディアから離れていったというゴシップを目にしたことがありますが、もしそれが事実ならば今作国嶋という記者は忽那汐里さんそのものを演じているのでは？と感じてしまいます。
タイトル通り角界は聖域と言われながらも、今作は部屋をまたいだかわいがり、八百長、女性への差別、タニマチ、加えて新興宗教の絡みなど泥臭い内容盛りだくさんで、でも７話から加速するスポ根胸アツなシーンには涙しました。兎に角アツい！
猿桜だけではなくライバル力士静内の壮絶な過去とか今とか含めて全８話のドラマで完璧にまとめてくれた良作でした。
今作は最終話（８話）のこの終わり方でいいと思います。シーズン２なんて絶対作らないでください。
って、もし作られたら絶対見ますけどｗ
