このレビューはネタバレを含みます
サヤカが父親の不倫?現場見つけたところからはまあ面白かったけど全体的にうーんな作品。
見ている途中、永野芽郁ちゃん演じる子の名前がずっと分からなくて、誰一人として名前を呼んでなくないか…?と思ってたんですがやっぱりそうだったかも。しんどい。
最初はサヤカのことを考えると見ているのが辛かった。
サヤカが"母性"についてちゃんと自分なりに解釈して、女を二分して、ルミ子の位置づけを理解していたのは良かったと思う。
父親もよくわかんなかったしなぁ。無関心すぎるし、なんでルミ子と結婚したのか、全然言葉を発しないし、うーん。
高畑淳子の演技すごく良かった。嫌な義母。
りっちゃんが母から逃げたかったように、哲史も逃げたかったのか?
1番印象に残ったのは、ルミ子が妊娠した時の表現。おぞましい。
子供を授かる訳ではなく、人間では無い生物を授かるような表現。一般的にはこのタイミングで女の人は娘から母へと変わり始めていくのだろうが、ルミ子はそれを拒んだんだろうな。
キティちゃんのバッグ?が欲しいと言った時のくだりも怖かった。サヤカはちゃんと後で解釈してたけど、サヤカの存在はルミ子の小さな幸せの一つに過ぎない。恐ろしい。
登場人物の誰にも感情移入できなかったし、あんまり好きな作品ではないです。