ラーチャえだまめ

アダム&アダムのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

アダム&アダム(2022年製作の映画)
4.0
『咳すると屁が出るのは遺伝です』





【アダム&アダム】!!!……そこはイヴじゃないかーい。2022年の今日を生きる一人の少年が、ある日突然マルチバースは存在しない事実を突きつけられる未来から“28年後の自分”と豪語するライアン・レイノルズっぽい自分だと思ったらやっぱりライアン・レイノルズと鉢合わせしてしまう??今週のNetflixランキングで1位ですか。ええ、本当に集計してんですかそれ?いやしかしついこの前やったワンダーウーマンとブラックアダムと一人だけマーベルという仲間外れ感すら感じさせない超豪華キャスト共演「レッドノーティス」に引き続き?Netflixでも大作出演続きの“第4の壁芸人”こと我らがライアン・レイノルズ×「ストレンジャーシングス」の名プロデューサーにして「フリー・ガイ」でレイノルズと2度目のタッグとなる、こちらも今売れに売れている監督ショーン・レヴィですから?ビッグマックと月見バーガーをセットにしたらそりゃ間違いないよね理論に匹敵する長井秀和も絶句する“間違いない”組み合わせ……


娯楽大作に定評のあるショーン・レヴィ監督。ポスターや予告から終始コミカルのまま突っ走るのかと思いきや意外とシリアスな展開も、、、実は多い。このコミカルな部分とシリアスとの駆け引きが非常に上手いんですよね。「お、それライトセーバーちゃうんか」とか「MCU」ネタとか流行り小ネタで攻めたあとに大事な人を失ったり時間のルールに抗えない虚しさだったり、時に深く考えさせられるそんなシーンを差し込んだり……「リアル・スティール」で見せた“父と子”の感動ものとしての側面もあり。その辺のバランスが上手かったですねー。


特に3人でキャッチボールをするシーンはねぇ……ちょっとジントニック……ジンとしてしまいました。ちなみに亡き父親を演じるのはハルクことマーク・ラファロ。発明家の役がまあ似合う似合う。ほかにもアダムの妻役にゾーイ・サルダナ。今回あまり出番はありませんでしたが。笑いあり劇中ここぞという盛り上がる場面で懐かしの洋楽を差し込んでくるスタイルにガモーラは出るはジェット機がどこか“ミラノ号”を彷彿とさせる……もしジェームズ・ガンがそのまま「ガーディアンズ3」から降ろされたままの世界線だったら、タイカ・ワイティティと並びショーン・レヴィも次期監督候補だったかもしれませんねぇ。いやそれくらい違和感ないかも??




↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact
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