ラーチャえだまめ

フォロウィング 25周年/HDレストア版のラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

5.0
『「あんまハゲハゲ言わんといて…。」』




どーもどーも最近YouTubeで「アルフ」をエンドレス再生中のラーチャえだまめです。先日ご紹介したクリストファー・ノーランの「オッペンハイマー」……それに便乗して?彼の過去作の“リバイバル上映”が次々に企画されているそうな。そんな2024年は「ノーランの年」というなんと幸せな年なんでしょう!?本日はその第一弾


【フォロウィング】!!!いやー懐かしいなー。高校時代にノーランにハマってから大学時代に近所のGEOで借りて「天才ははじめから天才かよ!?」と衝撃に完全にひれ伏された思い出……。そのノーランの「衝撃の長編デビュー作」。聖徳太子もビックリな監督・脚本・撮影・編集・製作の5足のわらじも難なくこなし、この頃からノーラン秘技“時間軸イジり”をマスターして?話の前後を入れ替えたり現在と過去を行ったり来たり……その処女作が現在「オッペンハイマー」公開記念&製作25周年記念で4K版が劇場公開されているだとぉ…!?ということで先日「オッペンハイマー」を見た足でそのまま鑑賞。


売れない小説家のビルは創作ネタに行き詰まり、見ず知らずの他人様を「尾行」して「観察」することを習慣にしていた。しかしある日尾行していた男に勘付かれたばかりか、“コッブ”と名乗る男もまたビルと同じく他人を尾行する趣味を持った変態野郎だったのであr……言葉巧みにビルに「美学」を得意げにレクチャーするコッブ。盗人?ノンノン“アーティスト”と呼びなさい!!……とでも言いたげな、やってることはただの盗人のソレなのに本人曰くあくまで「他人の人生を盗み見る」ことを趣旨とし、その為に「他人のものを盗む」ことで?相手の知られたくない秘密、人生の一部を得ることへの優越感、さらには“大切なものは失ってからはじめて気づく”理論を相手にわからせてやろう、という教養すら与えるナニソレ俺カッケエエエエエエ!!!……という自分酔いが凄い。しかしビルは次第にこの男の仕事、否男の「生き様」に憧れを抱くようになっていく。


本作は“半自主製作”レベルの低予算映画なんですけど、もうこれを見てしまうと他の映画で






「低予算だから面白くない、はただの“言い訳”」




にしか聞こえたくなっちゃうんですよね!?



↓ブログにもあげました↓(ネタバレなし&ネタバレ・考察)https://www.edamame-movie.com
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