ほぼ10年以上ぶり2回目。
マイク・ヴァイオラを知ったのが先で、彼が歌ってる(吹き替え)楽曲That thing you do がフィーチャーされている映画として楽曲ありきで見ましたが、楽曲の曲調とクオリティが60年代一発屋の大ヒット曲としての説得力十分。
この楽曲によって作品のクオリティが担保されているといっても過言ではありません。作曲はFOWのアダムシュレンジャー。
60年代、電気店で働くドラマーが臨時でバンドに加わり、そこから一気にスターダムへと駆け上っていくサクセスストーリー。
自分たちの曲が最初にラジオで流れた時に絶叫して街を全力疾走してみんなではしゃぎまくるシーンがこの映画のハイライトです。
御大ブルーススプリングスティーンでさえ、誰かのカーラジオから流れてきた自分の曲を最初に聴いた時こそが最大のロックンロールドリームで忘れられない瞬間だったと言ってますが、その喜びが爆発する瞬間の切り取り方が最高。
小気味いいテンポで進みストレスゼロ。後味もほろ苦くて爽やか。