面白い映画という表現には合わないが、不思議な魅力がある映画。
呪いによって外見が変わってしまった男女の、ロマンチックストーリーが伏流しているとはいえ、それとは無関係な街の人々の日常の断片が、長めのショットで淡々とスローテンポで描かれる。
どちらかと言うと、そういうのがメイン。
これを退屈させないのが映像というか構図の楽しさ。見てて飽きない絵がてんこ盛りで、良い拾い物といった感じの映画だった(失礼
街をざわつかせるW杯もスパイス以上に効果的。
釣り糸ネタも笑えた。
でも、この作風で150分はさすがに長かった。