こんな話だったっけ！？？
原作読んでたはずなのに記憶が混乱。
原作とは違うけど原作読んでないと理解できない世界観だなと思った。
良かったところは、圧倒的にビジュアル！蜷川実花ワールド全開。原作がトーンすら使わない黒と白のモノクロの世界、それに対して蜷川節の極彩色でどう彩るのかと期待半分不安半分でいたら中々ハマってる。エンディングのセカオワもしっくりきてた。
西野七瀬、橋本愛などなど贅沢使いも凄い。一瞬で終わって七瀬なことを認識すらしないまま終わったけど、あのへんのストーリー見たかったな…（橋本愛可愛すぎて！！）
どんな実写化をやっても文句が出ない神木隆之介、和装姿がハマりすぎのいつもより声が低い松村北斗、とキャストも中々良いけど、何と言っても吉岡里帆！！っていうか吉岡里帆様！！！悪女役ハマりすぎ…エロ…凄かった……あの髪色だけおそらくpc的に）ハマってなかったから、もうちょっと彼女に寄せた金色にすれば良かったのに…。そしてクレジットに「セクシー所作指導」っていう名目があったんだけど、これって吉岡里帆演技指導ってことですか…？
「顔が良い」磯村勇斗も良かった。怪しいとか、危なげな悪になりきれないクズな感じが彼は本当に似合うね〜。
次元の魔女の壱原はもっと若いイメージだったから、柴咲コウ（好きだけど）……って思ってら映像で見ると説得力がある。得体のしれない魔女感ある。
逆に残念だったのは、原作とテイストが違う。そもそもキャラ設定も色々違う。四月一日ってもっとよく喋ってうるさいやつのはずなのにただの陰キャ。作品全体を通して鬱屈として暗い雰囲気であった。原作の明るいところは一切排除して、シリアスなビジュアルホラー？路線を選んだのかな。
最後の展開は超展開すぎて観客の理解が追いついておらず、エンドロールが終わって灯りがついたあとに映画館いっぱいの観客が一斉にざわめいたのが印象的。笑
