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市子のnhr703のネタバレレビュー・内容・結末

市子(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

杉咲花の芝居を浴びたくて。
壮絶。辛くて吐きそう。

ありふれた「普通」は
どんなに頑張っても
誰かにとっては
手の届かないところにある。
地獄を抱えてる人間は沢山いて
それぞれが抱えてる地獄も
本人以外には誰にもわからない。

他者に近づくことはできても
他者を本当の意味でわかることは
絶対不可能なことなんだと思った。
だからこそみんな努力するんだろうね。

杉咲花の芝居は凄味の一言。
圧倒されました…。
中村ゆりも良かった…。


プロポーズシーンがあまりにも良すぎて、そこ以外基本的に辛いから冒頭と途中で繰り返されることでより際立って泣いた。幸せになってほしかった…。市子はこのあとどうやって生きていくんだろう。身分証くれた女の子になりすますのかな、って思ったけどあの死に方してたら一瞬で見つかって使えなくなるよね。

観賞後、歩いてたら感想が一巡したのだけど、300日問題が本当に意味不明。なぜ改正しないのか??? あらゆるものが未発達だった昔ならいざしらず、これだけ医療や化学が発達した現在であまりにも無意味すぎる法律では??DNA検査で判定された人を父親にすればいいじゃん……。
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