ゆう

メタモルフォーゼの縁側のゆうのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.7
久しぶりに心がほかほかして胸が高鳴った!

たまたま本屋で見かけた表紙が綺麗な漫画。
それはボーイズ・ラブだった。
一冊のBLがきっかけで年の差の友情が生まれる。

予告から絶対好きだ!
と思っていたので期待以上に胸がときめいて幸せな余韻に浸れました。

宮本信子さん演じる雪さんが少女のようにときめく姿を見てがとても可愛らしくいくつになってもときめきは生きるためのエネルギーだと感じました。

好きを誰かと共有できるって本当に素敵で私もこのフィルマを通して観た映画の感想を語り合える相手がいることにこのアプリに出会えて良かったと改めて感謝します。

うららが同級生や親にも隠してBLを読む気持ちもわかるし、クラスで人気の女の子がBL読んでると公言すればみんなこぞって読んで語り合う姿を見てずるいと呟いたうららの気持ちにめちゃくちゃ共感してしまいました。

うららが走る姿がとても印象的で雪さんに出会ってちょっとずつメタモルフォーゼしていく姿と重なりました。

ふふっと愛おしかったり、ほろっと涙が流れるような終始優しい世界観。
変に恋愛に持っていかないのも良かったです。

原作読んだことなかったけれどこの機会に読んでみようかな。トップガンとはまた違う劇場内が温かい空気に包まれる感じがとても和やかで映画館に足を運んで良かったと心から思いました。
ゆう

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