たなか

メタモルフォーゼの縁側のたなかのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
5.0
すんごくよかった!!!
私は漫画が好きで、BLも好きだけど、その話を誰にもしたことがない。
BL好きであることが何となく後ろめたいような、でも誰かと共有したいような気持ち、めちゃめちゃわかる。
そして劇中漫画がじゃのめ先生の作画で心の中で大興奮してしまった。すき!!!わたしもすきです!!!!!
この感動を体験できたのはBL好きだけだと思うので得した気持ちになった。ありがたい。

うららさんが雪さんに薦める作品は大変素晴らしく、私も会合の仲間に入れてほしいなと切に感じた。どこにでもいそうな普通のBL好きの二人が時に交わりながらそれぞれに季節を過ごしていく、作品の現実感がすごかった。きちんと季節が巡る作品は信頼できる。

特に印象的だったのは、うららさんが走るシーン。芦田愛菜さん、べらぼうに足が速い。
走らされているのではなく、自分の意思で逃げたり、立ち向かったり、支えたりするために走るうららさんを身体いっぱいに表現されていて素敵だと思った。
たなか

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