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メタモルフォーゼの縁側のスのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
5.0
私誰かと漫画の話がしたかったの、と屈託の無い顔で語りかける雪、その一言がトリガーとなり、この物語の目的がわかると同時にのめり込むことになる

私たちふたり、晴れている人と降っている人ね、うららと雪、共通点から仲良くなるというが、すごい羨ましい共通点だった

比較的丁寧な暮らしをしている雪が、シュリンクを豪快に剥がすシーンに漫画への想いが溢れ出ていて気持ち良い

時間が映画に定着する感覚、漫画が一つの軸にな映画が進むと同時に、漫画を通したそれぞれに対する第三者の存在も交え、より2人の時間の尊さが増す
わかりやすい展開ではあるが、この時間の定着がラストシーンに意味をつけることになり、泣いてしまう

大事なものは大事にしなきゃダメね、好きな気持ちに素直になるって最近のテーマだな

オタク早口喋りまじでサイコー
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