市子が存在した証明を第三者の断片的な記憶を持って紡がれる、一貫して市子が市子として存在したい欲求を感じられるので、僕たちは市子がそこにいるだけでいいとさえ思う、抱きしめてあげたいと
杉咲花の演技に脱帽し、杉咲花だからこそ、そこにいるだけでいいとさえ思わせる女優だった
冒頭に味噌汁が幸せの匂い、憧れの匂いと提示されることで、大きな社会を相手にした物語だが、進むべき方向を掴むことができるのでわかりやすい
だが気になる所というか、都合がいいというか、うまく辻褄が合いすぎている気もしてしまったのは事実
もっと長谷川との時間を映し出して、彼の葛藤を見せてほしかった
好みになるなので、今年ベストは愛にイナズマだが、市子もめちゃくちゃ好き、というか杉咲花が好きだな