鰯

エルム街の悪夢の鰯のレビュー・感想・評価

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)
3.5
フレディが来る

ティナは、赤と緑のセーターに長い鉄の爪をつけた殺人鬼に負われる夢を見る。うなされて起きると、衣服には爪の痕が残っていた。高校の同級生ナンシーらが同じ夢を見ていることを知り、彼らはティナの家で一晩を過ごすことに決める。

気になりながらなかなか観る機会のなかった作品。まず「寝たら現れる」というアイデアがいい。で、「寝なければいい」という逃げ方もいい。そして、主人公が取る解決策も○
寝れば現れるのだけれど、夢と現実がいまいちわからなくなる演出がおもしろい。見ていると、「あれ?今どっちだっけ」ってなりました

スクリームの監督・脚本と知り、「ああ、っぽいなあ」と思わせる演出・構成も。殺人鬼の存在が大人にはなかなか理解してもらえなかったり、主人公となる女性の強さが際立つ場面がやっぱりウェス・クレイブンの特徴なんでしょうか。あと殺人鬼が怯んだりするシーンは完全にスクリームと一致。ちょっと笑ってしまいました。ぎょっとするような殺され方もあり、面食らったところもありましたが笑
一番怖かったのは歌ですかね。何ですかあの曲調の不気味さは。頭にこべりつく感じ

役者ではジョニー・デップが若々しい。この後チョコレートをつくったり、海賊になったりするとは到底思えません。

オチは想像以上に良かったです
鰯