こなつ

RRRのこなつのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.0
物語は、1900年代前半、大英帝国の植民地時代のインド。ラーマとビームという二人の実在の革命家を基に描かれたフィクション。

これは、アクションエンターテインメントというのだろうか?何しろ観ていて驚きの連続だった。

あまり好んで鑑賞しないジャンルだけれど、アカデミー賞の授賞式のナートゥダンスに魅せられて思わず劇場に足を運んだ。
公開されて日にちが経っているのに満席だったというのにまず驚く。

冒頭から、警官1人が何万?何十万?の群衆相手に戦っている。宙を舞いながら人々を蹴散らして行く姿。有り得ない光景なのにこれは漫画でもゲームでもない。スクリーンの中。

ロープを屈した河での救出作戦はサーカスの空中ブランコのよう、虎やヒョウが出てきてまるで猛獣使い、肩車をしながらのアクロバット、まるでサーカスを観ているかのような映像ばかりだった。

インド総督に誘拐された少女マッリを救うためデリーに潜入したビームと大義のために大英帝国に忠誠を誓う警察官ラーマ、立場の異なる二人が運命の出会いをして友情を育てていく。

マッリのお母さんはてっきり死んだと思ったけど生きていたし、酷い拷問をされたビームも、牢獄に入れられたラーマも皆生還して、キレッキレのナートゥダンスを踊っていた。

3時間もこれだけ観客を引き付けられる作品は凄い、楽しかった。
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