らんらん

RRRのらんらんのレビュー・感想・評価

RRR(2022年製作の映画)
4.7
インド映画、アクション、ミュージカル
出演者、N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア、ラーム・チャラン、アーリヤー・バットなど

【内容】
1920年のインドが舞台
インド人たちは英国によって力と恐怖で支配され虐げられていた

・火
ラーマ(ラーム・チャラン)は警察官として英国人に使えている
同じインド人であろうと英国人が命じれば容赦無く懲らしめ逮捕する忠犬のような警察官である

・水
森の奥に住む部族の村から女の子マッリが連れ去られてしまう
兄であるアクタル(N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア)は仲間と共にマッリの奪還しようと準備を進めていく

前半
アクタルとラーマの運命的な出会いと友情、パーティでのダンス、そして明かされる2人の正体からの対立・決別へ

中盤
ラーマの身の上話、大義(祖国の解放)のために英国人の犬になりすましていたことが判明
捕まったアクタルは処刑されようとしていたが、友情を捨てきれないラーマが自分を犠牲にしてビーム(アクタルの本名)とマッリを逃す

後半
追手からの逃走を続けるビーム&マッリらだが、英国人たちの捜索は厳しく追い詰められていた
そんなピンチを救ってくれたのがラーマの婚約者シータであった(偶然の出会い)
シータからラーマの真実を聞かされたビームは、ラーマを救うため敵の本拠地へと走るのであった、、、

【感想】
今年一出たかも
とにかくロマン溢れててドラマティックで見ていて震えるくらいの映画だった

まあ深く考えると色々とリアリティ的には疑問があるけど、これぞエンタメって感じで素晴らしい出来だと思う

・良かったところ
劇中流れてくる音楽&歌が良い
ダラダンダラダンダラダンダン♪ の低音ボイスがクセになる

ホモなんじゃないかってくらい熱くて濃い友情、そして肩車アクションが最高!
こんなノリ、こんなアクションみたことない!ってシーンが多くてワクワクが止まらなかった

悪を徹底的に悪にしてくれてるところ
日本やアメリカだとイギリスをこんな悪側にするってないと思うもん、流石インドって思った
そのおかけで容赦なく敵をやっつけても、よくぞやったってスッキリする

エンディングの踊り
特にヒロインのシータが本編では見られない一面を見せてくれるところが良い
何ならメインの2人を差し置いてセンター、本編では見られないニコニコ笑顔とキレキレダンスが見られてなんかハッピーな気持ちになる

・気になるところ
序盤でラーマとアクタルの見分けが難しい
同じようなヒゲと同じような白い服着てるせいでどっちがどっちか本当にわからなくてカオスな感じになった
このままだとやばいかも?って思ったけどその後は服装だったりで見分けがつくようになるのでホッとした

・まとめ
3時間を超える大作で見る前は長いなーとか思ったんだけど、見始めたらあっという間でほんとに面白い映画だった
インド映画ってほとんど見たことないんだけど、こんな凄い映画もあるのね
アクションのキレ、ダンスのキレ、ヤバいでしょ
「バーフバリ」も気になってはいたんだけど全部2時間越えの3部作ってのがネックで見てなくて、でもこのレベルの映画なら見てみたいなーとか思い始めてたりもして、、、どうかなぁ?
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