ああ…なんと言ったらいいのか…
人生やり直したいって言ってたけど、ほんとにこうなってしまったら最初からやり直すしかないのかな。子どもへの愛ゆえの行動と言えば聞こえはいいけど、感情にすべてを支配されてしまってコントロールが効かない状態だから、バニーは最後の最後までうまくいかない。バニーも自分が怒りを抑えられないのをわかってるからこそ、なぜもうちょっと落ち着いて考えないのかなってみてる側は思ってしまう。でもバニーはすべてを失ってなんにもない状態でも、貧乏人って蔑まれても、子どもに会いたい一心でひたすら毎日頑張ってきた。そうやって頑張ってるにもかかわらず、見た目で判断されたり、信用されなかったり、そういうのの積み重ねが彼女を怒りっぽくさせてるんじゃないかな。再スタートをきることができない社会の問題でもあるなって。そんなふうに思った。
ラストシーンを希望を持って見ることはできなかったけど、それでもこの映画でも助けてくれた同僚とか、洋服をくれた人とか、いい人はいるんだよね。
私には理解できない、ではなくて、もう少し相手の立場に立って物事を考えられる人になりたいと思ったし、自分が少しでも余裕があるなら、それを誰かとわけることができる人にならないといけないと思った。
(トーマシン・マッケンジーちゃんってとっても声がかわいい。)
