マチェッティのバディパック

百花のマチェッティのバディパックのレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
3.2
感動して泣けるという映画ではなかった。
認知症という重い題材でも、ひと癖付与されていて共感しにくかった。不幸に振り切ってないのも泣くに至らなかった要因か。
認知症患者の脳内の映像化を試みていたのは興味深かったが、映画作品としては見ていて混乱してしまう。(認知症の体験としては良い?)

明確なエンディングがなく、悪く言えば歯切れが悪い。(良く言えば、介護がこの先も続くという大変さが伝わる?)

親や自身が認知症になったら……と考えないことはないが、辛すぎるのでまさか自分の身には、と目を背けてしまいたい。