昔はイモータン・ジョーに、今作ではドラキュラに、といつも怪物上司に依存してしまうニコラス・ホルト君が、不健全な関係性から脱却する話。自分も似たような経験があるので共感しかなかった。心が弱った時ってありたりな標語のポスターにも泣きそうになるもんだけど、そういうモチーフも愛のある描き方していて、人は死にまくるのに全編に優しさが溢れてる。コメディとして万人にお勧めできる作品。ニコラス・ケイジは念願のドラキュラ役をいつも以上に熱演(時々マリリン・マンソンに見える)、オークワフィナも魅力全開で良かった。
ちなみに吸血鬼繋がりで、「フライトナイト」の男の子、ウィリアム・ラグズデールも神父役で特別出演してます。絶対気づかないけど。