子持ちのカイロレン

コカイン・ベアの子持ちのカイロレンのレビュー・感想・評価

コカイン・ベア(2023年製作の映画)
4.0
 コカイン吸った熊は予想通りの大活躍。でもそれより印象に残ったのは、田舎に住む人たちのとぼけた愛らしさ。若いバカップルと年取ったバカップル、オーラゼロの元ハンソロ、「ナポレオン・ダイナマイト」に出てきそうなチンピラ軍団、綺麗なお母さんになった「フェリシティの青春」の元フェリシティ。誰も死んでほしくないと思いながら観てた。フィル・ロード&クリス・ミラープロデュースだからって凝った展開を期待すると肩透かしを喰らう、とにかくシンプルに、スプラッタとコメディに戯れる95分。レイ・リオッタはこれが遺作とはある意味清々しい。