グレハニスト森田

ザ・ディープ・ハウスのグレハニスト森田のレビュー・感想・評価

ザ・ディープ・ハウス(2021年製作の映画)
1.8
今年度初っ端の駄作。
レンタルビデオ屋の新作コーナーには超大作に埋もれて聞いたこともないタイトルの胡散臭いホラー映画が数多く置いてあり、冷やかし半分で借りて痛い目に遭うという経験が今となっては懐かしいが、まさにそんな感じの出来であった。

最近の低予算ホラーの導入は”ストリーマーが動画再生数のために曰く付きのスポットに赴く”展開がしかないのか、本作もご多分に漏れずこのルート。
別に先の読める展開は良いとして、ストーリィ展開が遅すぎて20分くらいで嫌になってくる。
この程度の内容の映画に”間”なんぞ必要もなく極めて冗長。

POVとしても中途半端な出来。
完全水中というシチュエーションは新鮮なのかもしれないが、家の中の家具の浮き方がヒジョーに不自然で全然水中に見えないことだけが気がかりになり、本編の内容など2の次である。

駄目ホラーにありがちな表現力不足とストーリィ展開の飛躍が顕著で、大半の視聴者は置いていかれる。
しかし、閉じ込められる原因が”来た道戻ったら煉瓦の壁ができていた”はやっつけすぎるわ。笑