今作は相当めずらしく5歳児らしいしんちゃんが見れるので、それだけで価値があると思う。
しんちゃんはよくはぐれたり助けに行ったりで1人行動することが多くて、見知らぬ土地で1人気丈に過ごせるって本当にすごい5歳児だなっていつも思ってたけど、
今回の映画では忍者の里で1人になったしんちゃんがひろしの声を電話越しに聞いて、みさえとひろしの声を思い出してうるってなるシーンがあってすごいめずらしいなと思った。
寂しくてもしんどくても怖くても泣かずにうおおお！！って突っ走るかっこいいしんちゃんが今までは多かったけど、父ちゃん母ちゃんって言いながら走って、転んで、擦りむいた膝見て泣いちゃうしんちゃんに、やっぱ5歳だもんなあ、寂しいよなあ、痛いよなあ、泣いちゃうよなあ！って。
よしよししてあげたくなったし、謎に安心した。
あと映画だとだいたい野原ファミリーかカスカベ防衛隊の話でハッキリ分かれるけど今回中盤まで野原ファミリー、終盤カスカベ防衛隊とどっちも活躍シーンがあったのでそれもめずらしかった。
新しい試みだったけど、どっちかにクローズアップして描いた方がいいと思う。
映画の最高にかっこいいしんちゃんもいいけど、今回みたいな子供らしいしんちゃんもこれからもっと見たいと思いました。
