キャトラーズ

恋は光のキャトラーズのレビュー・感想・評価

恋は光(2022年製作の映画)
4.2
チー牛風の風貌をさせても
まだなお美麗な光沢が漏れ出してしまう
神尾楓珠の圧倒的顔面力…

見たいと思ってたら
いつのまにかアマプラに来ていた。
こういう人間生活において
ごく当たり前とされる事柄を
それに全く触れたことがない人間が
一から定義する、というような作品は
大好きなので今作もすごく楽しめた。

馬場ふみかのオッパイを
一つの要素としてセリフで使われていたが
平祐奈も十分ポヨンポヨンしてて
若干違和感があった。


ここまで素直に恋について語られると
やはり自分の個人的な部分も
ここで書いて消化したくなってくる。

俺はここ数年
恋をしそうになると数週間かけて
〝その人とどうしても絶対に一緒になりたいか〟を
多面的に考えれるだけ考えて
結果として「別にいいか、付き合わなくても。
というかそもそも好きでもないな。」
とすることで今まで通りの生活に戻る。
という日々を送っている。

元々、中学でなんとなく
自身の恋愛感情を認識するも
ただその人物が存命なのであれば
それ以上求めるものが無かったので、
意中の相手が誰かと付き合ったとて
多少の寂しさはあれど、
彼の方が身長が高く
学力も運動神経もあるのだから
彼女を楽しませてあげられるのだろうから
それは良いことなんだ、と思うような
程度の低い人間だったので、

今まで数人の女性とお付き合いしてきたが
付き合って少し経つと好意よりも、
カップルという形式の中で
彼氏というカップルを成り立たせる
一つの役割をあてがわれたために
それを全うするために行動し
知識として持ち合わせる
その行動によって生まれる感情を
自然的に連動させて出していた
ような側面が多くあったために
本当は恋愛なんてしたことがないんじゃないかと
今、自らを読解することで気付いた。


つまり、何が言いたいかというと
こうして結果的に自らを顧みたり
自分に置き換える要因になってくれることにこそ
映画作品の価値があると思うので
今作は至極真っ当で素晴らしいものだった。
映画とは問題提起であるべきだ。
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